[北海道] _ 北の大地のWebクリエイター _ コラム「eolas特許（勝利！？）」

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2004/03/07 (Sun)

■ eolas特許（勝利！？）

Webに関するさまざまな業界を騒がせている「eolas特許問題」。当サイトでも、10月10日「eolas特許」、10月22日「eolas特許（その後）」、11月02日「eolas特許の波紋」、11月13日「eolas特許（再審査）」、そして 2004年02月01日「eolas特許（対応）」と、５回にわたってお伝えしてきましたが、また新たな情報が入ってきました。

「Microsoft Wins One in IE Battle」
internet.com (2004/03/05 発表)

この情報によると、米国特許商標庁はEolas社が主張するPlug-in特許を再審査した結果、Eolas側が掲げる10個の特許請求項を全て退ける方針を示し、Eolas側に対しては今後60日間の異議申し立て期間を与えるとのこと。
またEolas側の主張を退けた理由としては、W3C側の主張を認め Tim Berners-Lee によって開発された HTML の仕様および公開されたドラフトが先行技術として既に存在していたとするもの。
しかし、またこの決定は最終的な判断ではなく結論が出るまでには12-18ヶ月を要するだろう、とのコメントも述べられています。

いずれにせよ、今回の審査結果により、先の判決で決められていた Eolas社のプラグイン特許に係る特許使用料として Microsoft社が支払うべきとされていた5億ドル余りの賠償金も保留となるでしょうし、先日のMicrosoft側の発表にあったように Plug-in特許への対応は、当面の間保留とされることが確実になりました。

現時点では最終決定では無いものの、我々のようなWeb業界の人間やWebに関わる多くの人々にとって、ちょっと春の訪れを感じさせるニュースではありますね。

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